
こんにちは!KOBE(神戸)売却ナビの恋水です。築古物件を所有しているオーナー様にとって、最大の課題は「競争力の維持と空室対策」です。特に2DKという旧来の間取りは、現代のライフスタイルにマッチせず、空室期間の長期化や家賃下落といったリスクを抱えるケースが増えています。今回は、築26年のRC造賃貸マンションで、2DKの住戸をターゲットに行ったリノベーション成功事例をご紹介します。リノベーションにより、たった29日で入居申込を獲得し、家賃も従来より1万円アップを実現。空室対策のヒントとして、多くのオーナー様にとって参考になる内容です。
物件概要
- 所在地:市内中心部、駅徒歩6分の好立地
- 構造:RC造3階建て/全8戸
- 築年数:26年
- 対象住戸:3階部分、55.1㎡の2DK(旧家賃5万円)
- 状況:長期入居後の退去により原状回復が必要
周辺にはハウスメーカー系の競合物件が多く、旧仕様のままでは空室が長期化し、家賃下落も避けられないという厳しい環境でした。
オーナー様の希望と方向性
本物件のオーナー様は「今後も長く賃貸経営を続けたい」という強い意向をお持ちでした。そのため、短期的に家賃を下げて埋めるよりも、物件自体の競争力を高めて長期的な空室リスクを抑える方向で検討されました。
その方針のもと、3つの具体的なリノベーション案をご提案しました。
ご提案した「3つの選択肢」
1. 2DKから1LDKへ再構築
壁を撤去し、ダイニングと隣接する居室をつなげて14.5帖の広々としたLDKを確保。50㎡超えの広さを活かし、周辺エリアでは希少な1LDK物件へと再生しました。
2. 水回りの一部リノベーションで清潔感アップ
- システムキッチン:3口コンロ付きの新調品に交換。
- 洗面化粧台:65cm幅の独立型洗面台を導入。
- バスルーム:一部をリニューアルし、全体の清潔感を向上。
これにより、単身者やDINKs層にも響く仕様となり、入居ターゲットの幅が広がりました。
3. 既存建具の活用でコスト抑制&空間の統一感
すべてを新調せず、既存の茶系の建具を最大限活用。その色調に合わせてフロアタイルも同系色で統一し、コストバランスを取りつつも落ち着きのある上質な空間を実現しました。
リノベーションの成果
- リノベーション完了後:わずか29日で申込獲得
- 賃料:旧5万円 → 新6万円へと1万円アップ
入居決定までのスピード、そして賃料アップというWの成果により、オーナー様にも大変ご満足いただける結果となりました。
また、今回の成功を受けて、残る7部屋についても順次リノベーションを実施する計画が進行中です。今後は、部屋ごとにアクセントクロスを変えることで、“選べる楽しさ”を提供し、若年層やデザイン志向の強い入居者層への訴求力を高めていきます。
リノベーションの意義と今後の戦略
築年数が経過した物件でも、時代のニーズに即した空間設計を取り入れることで、
- 家賃アップ
- 早期成約
- 入居者・オーナー双方の満足度向上
という成果が得られることを実証した事例です。
「どの選択肢が正解か」は、オーナー様の賃貸経営に対する考え方や方向性により異なりますが、長期視点での価値維持・向上を目指す方にとっては、非常に有効な戦略の一つとなります。
まとめ
築古物件の空室対策に悩むオーナー様にとって、今回の事例は大きなヒントとなるでしょう。単なる修繕ではなく、「再構築」「選択的改修」「コスト最適化」を組み合わせることで、競争力を持つ資産へと生まれ変わらせることが可能です。
当社では、地域の賃貸市場ニーズに合ったリノベーションのご提案から施工、入居者募集まで一貫してサポートしております。築年数に関係なく、物件の潜在価値を最大限に引き出したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
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