コスト高騰時代を生き抜く!神戸・兵庫県の賃貸オーナーが知っておくべき「デッドクロス」の正体と財務・管理戦略

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店長恋水

こんにちは。神戸市中央区・三宮の不動産会社「KOBE売却&買取ナビ」店長の恋水です。今回は、神戸・兵庫県内で賃貸物件をお持ちのオーナー様に、ぜひ早めに知っておいていただきたいテーマをお届けします。「帳簿上は黒字なのに、なぜか手元にお金が残らない」――そんなお悩みを抱えるオーナー様が、設備価格の上昇や修繕費の高騰、さらに金利上昇が続く今、確実に増えています。その背景にあるのが「デッドクロス」と呼ばれる現象です。この仕組みを知らないまま経営を続けることは、思わぬ資金ショートにつながりかねません。今回は、デッドクロスの正体と、神戸市中央区・兵庫県の賃貸オーナーが今とるべき財務・管理戦略について解説していきます。

「帳簿は黒字なのに手元に現金がない」——その正体「デッドクロス」とは?

昨今、神戸市内・兵庫県内でも設備価格の上昇や修繕費の高騰など、賃貸経営を取り巻くコスト環境は厳しさを増しています。さらに金利上昇の足音も聞こえる中、「帳簿上は黒字なのに、なぜか手元に現金が残らない」という事態に直面するオーナーが増えています。借入れを伴う賃貸経営の場合に早晩顕在化しやすいのが、「デッドクロス」という現象です。

デッドクロスとは、一言でいえば「ローンの元金返済額(経費にならない)が、減価償却費(経費になる)を上回ってしまう逆転現象」のことです。

物件を購入してローンを組むと、毎月の返済額は「元金+利息」で構成されています。このうち利息部分は経費として計上できますが、元金の返済部分は経費になりません。一方、減価償却費は実際に現金が出ていかなくても経費として計上できます。購入当初は「減価償却費(経費にはなるが現金は出ない)> 元金返済額(現金は出るが経費にならない)」という有利な状態が続きます。ところが、ローン返済が進んで減価償却が縮小・終了してくると、この関係が逆転します。これがデッドクロスです。

結果として帳簿上の利益が跳ね上がり、税負担が急増します。税引後のキャッシュフローが赤字に転落し、最悪の場合は納税のために自己資金を手出しする、いわゆる「黒字倒産」状態に陥るリスクがあります。コスト高騰が続く今の神戸・兵庫県の賃貸市場では、修繕費や管理コストが上がる一方で家賃はなかなか上げられない状況も続いており、この問題が以前にも増して深刻になっています。

借入条件や償却状況に応じて——デッドクロスが顕在化しやすい時期

デッドクロスは、物件の種類や借入条件によって発生するタイミングが異なります。神戸市中央区・兵庫県内でよくある物件タイプ別に整理していきます。

築古木造物件——購入後早期に注意

築22年以上の木造は、税務上の簡便法で耐用年数が4年と計算されるケースが多く、減価償却費が早く切れやすい傾向があります。「買った直後は税負担が軽かったのに、数年で急に重くなった」と感じるオーナー様の多くは、このパターンに当てはまります。兵庫県内・神戸市内の築古木造アパートを比較的安く取得して投資を始めた方は、特に早い段階からデッドクロスへの備えが必要です。

RC造・築浅・新築物件——返済中盤以降に注意

RC造や新築・築浅物件は、減価償却期間が長いため一見安心に見えます。しかし注意すべきは返済の中盤以降です。返済が進むほど毎月の支払いに占める利息の割合が減り、経費として計上できない元金返済の割合が増えていきます。じわじわと手残りが悪化するパターンで、気づいたときには相当ダメージが蓄積しているケースもあります。

相続した物件——相続直後から注意

相続によって神戸市内・兵庫県内の物件を引き継いだオーナー様は、相続直後から特に注意が必要です。親の取得価額や未償却残高をそのまま引き継ぐため、すでに減価償却がほぼ終わっている物件を相続した場合、相続後すぐにデッドクロスが表面化することがあります。「相続した物件をそのまま賃貸に出しているが、思ったより手元に残らない」という方は、一度現状を確認してみてください。

大規模修繕における税務上の重要な留意点

デッドクロス局面への対策として「大規模修繕をして経費を増やそう」と考える方がいます。しかしここには、知らずにいると損をしてしまう重要な落とし穴があります。

屋上防水・外壁塗装などが「資産価値を高める、あるいは使用可能期間を延長する資本的支出」と判定された場合、かかった費用はその年の必要経費にはならず、資産区分に応じた耐用年数で、複数年にわたって減価償却していくことになります。つまり、手元の現金がまとまって出ていくにもかかわらず、初年度に計上できる必要経費は限定的になりやすいのです。これでは資金繰りをかえって圧迫する要因になりかねません。

一方で、設備の部分補修や壁紙の張り替えなど「原状に戻すための修繕」は修繕費として全額をその年の経費に計上できます。修繕で対策するなら、「どこまでを修繕費として整理できるか」という工事内容の工夫と、税理士との連携が不可欠です。神戸市中央区・兵庫県内で修繕を検討しているオーナー様は、工事を発注する前に必ず専門家に相談することをお勧めします。

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プロが実践する「3つのデッドクロス防衛策」

では、この局面をどう乗り切り、手元の現金を守ればよいのか。実務の最前線では主に次の3つの方向性が取られます。大きく分けると「新たな減価償却を作る」「所有形態を見直す」「物件の収益力を高める」という3方向です。それぞれ有効な場面と注意点が異なるため、自身の資産規模や今後の方針に合わせて検討することが重要です。

防衛策① 買い増し——新たな減価償却を作る

既存物件の減価償却が切れそうなタイミングで、新たな物件を購入して減価償却費を活用し、ポートフォリオ全体の課税所得を調整したい場合に有効な方法です。ただし、節税目的だけの購入は危険です。収益性・借入条件・出口戦略の確認が必要で、「税負担を減らしたいから買い増す」ではなく「収益として成立する物件を選んだ結果、節税効果も得られる」という順番が正しい考え方です。神戸市内・兵庫県内で買い増しを検討する場合は、エリアの需要動向を踏まえた判断が重要です。

防衛策② 法人成り——所有形態を見直す

個人の税率が高くなってきたタイミングで、資産管理法人を活用して中長期の手残り改善を図りたい場合に有効な方法です。個人の所得税は最高税率が約55%(住民税含む)なのに対し、法人税の実効税率は概ね25〜30%程度です。資産規模が大きくなるほど、この差が手残りに大きく影響します。ただし、登記費用や融資の組み直しなど、移転コストを事前に試算することが重要です。長期的なメリットと移転コストを天秤にかけた上で判断してください。

防衛策③ NOI最大化(純営業収益)——物件の収益力を高める

税負担増を根本的に吸収したいときに、賃料アップや空室損削減、設備投資などで物件の収益力を高めたい場合に有効な方法です。高速インターネット環境の整備、宅配ボックスの設置、省エネ設備の導入、断熱性能の向上など、入居者ニーズに応じた投資で家賃の維持・値上げを実現し、空室期間を短くすることで年間収益を底上げしていくアプローチです。ただし、投資額に対して家賃上昇や空室改善の効果が見合うかを必ず確認することが大切です。

あなたの物件の現状把握と、次に打つべき一手

インフレ時代においては「どんぶり勘定」の経営は通用しません。まずは物件ごとの「返済予定表」「減価償却の残期間」「修繕計画」を並べて確認し、いつデッドクロスの構造に直面するのかを正確に把握することが第一歩です。

その上で、今後の買い増しや法人化のタイミング、そしてバリューアップ戦略について、現場の最新相場と物件状況をよく知る信頼できる管理会社に、一度「所有物件の健康診断」を依頼してみてはいかがでしょうか。当社では神戸市中央区を中心に、兵庫県全域の不動産売却・買取・管理のご相談を承っています。デッドクロスへの備えや物件の資産価値を最大限活かすご提案について、お気軽にお問い合わせください。

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